跡地

すでに10年近く休眠中

恐るべし低価格ネットワークメディアプレイヤー

 ヤフオクアイ・オー・データ機器のAVLP2/Gが売却できたので、先月末に発売されたバッファローの低価格DLNA準拠のネットワークメディアプレイヤー「LinkTheater mini(リンクシアター ミニ) PC-P1LAN」を購入してきた。って優香、10%ポイントバックのある店でなかなか在庫が見つけられなかったんだけど。

 早速のセットアップを始める。セットアップといっても、これまで購入したネットワークメディアプレイヤーはテレビに接続するだけで、あとはリモコンから電源を入れればサーバーの一覧が表示されるって寸法だった。ところがPC-P1LANは只者ではなかった。

 テレビの画面に

ファームをダウンロードしてます

 さらに数分後、

ブートサーバーが見つかりません

 あわててマニュアル開く。「PC-P1LAN起動サーバー」ってのをパソコンにインストールしないとPC-P1LANは起動さえできない仕様のようだ。同時にインストールされる「メディアサーバー」って言うのがパソコン用のDLNA対応のメディアサーバーで、このパソコンをメディアサーバーとして常時立ち上げておくのであれば何の問題もないのだろう。しかし、東芝RD-X6ソニーのVGX-XV80SなどといったDLNA準拠のメディアサーバーしかない環境においてはPC-P1LANは起動のたびに「PC-P1LAN起動サーバー」がインストールされたパソコンを立ち上げる必要があるのでは、実際には使い物にならないだろう。

 パッケージやウェブに

あらかじめ付属ユーティリティがインストールされたパソコンが立ち上がっていないとPC-P1LANは起動さえしません

と強く書いておいてほしかった。マニュアルを読み返してみるとHS-DGLシリーズがある場合、最新ファームに更新することでPC-P1LANのブートサーバーにできるようだが、それにしたってDLNA準拠の家電しかない環境ではPC-P1LANは使い物にならないことに変わりはない。

 うちにはHS-D250GLがあるので、これのファームを最新にすることで、とりあえず問題ないのだけど、PC-P1LANの電源を入れる可能性のある時間はHS-D250GLがスリープに入らないように設定を変更する必要はありそうだ。安物買いの銭失いにならないよう購入を検討している人は十分に注意してほしい。

 最後になったが、アイ・オー・データ機器のAVLP2/Gでは使えなかったVAIO Type X(VGX-X90P)のX3ビデオサーバーにもPC-P1LANは問題なくアクセスできる。これができなかったらソッコーでヤフオク送りだったけど。