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PVR1000ドライブレコーダー化計画その1

 PVR1000はシガレット(アクセサリ電源)から電源を供給することで車載運用できそうだが、本体には動作状態を知る方法がない(通電と録画と2つのLEDはあるが)ので外部ビデオ入力のある車載TV(またはカーナビ)が必須だ。

 あらかじめPVR1000を外部入力と連動して録画がスタートするよう設定しておけば何かと便利そう。クルマのエンジンをかけるとアクセサリ電源が供給されるため、CCDカメラの電源は入る。しかし、以前にもレポートしたようにPVR1000の電源は入らないため(スタンバイ状態?)、モニターには何も表示されない。必ず付属リモコンを使ってPVR1000の電源を入れる必要がある。PVR1000の電源が入るとモニターにはPVR1000の起動画面が表示され、その後、設定どおり自動的に録画を開始する。

 適当にそこら辺を走ってから、撮影した映像を確認することにする。エンジンを切って、マイクロドライブを抜き、ノートPCのPCカードスロットに挿す。ダブルクリックしてQuickTimeプレイヤーで開こうとしたら、「ファイルが壊れてます」という悲しいダイアログが表示されてしまった。エクスプローラからファイルを見てみると、サイズがなぜか0バイトになっている。どうやら録画中にエンジンを切ってPVR1000の電源を落としたのがいけなかったようだ。

 録画の開始でリモコンで電源ボタンを押さないといけないのも結構不便だが、クルマのエンジンを切る前に必ず録画を終了する必要があるのはもっと不便だ。このままでは実用に耐えない。対策として考えられるのは、CCDカメラの電源はアクセサリー電源から取り、PVR1000の電源は常時接続の電源から取るという方法だ。コレならクルマのエンジンをかけると録画開始、エンジンを止めると録画終了となり、ドライブレコーダー的な使い方もできる。ただ、PVR1000の消費電力次第ではクルマのバッテリーが上がってしまう心配もある。

 結局、両方の電源は従来どおりアクセサリー電源から取るが、PVR1000の電源にはコンデンサをかませてCCDカメラの電源が落ちるよう数秒遅らせられればいいという結論で落ち着いた。録画開始のトリガをどうするかはいまだに闇の中。