跡地

すでに10年近く休眠中

やっぱレガシィオーナーは「いつかはボルボ」って

 うちから一番近所のボルボディーラーに出向く。お目当てのクルマはXC90というアメリカを主市場とするプレミアムSUVだ。ちょうどイヤーモデルの切り替え時期のためか、お目当てのグレードでお目当ての装備を組み合わせることができない。逆に特定の装備の組み合わせならば、在庫があるという。最初から1割近い値引きが提示された。「今ここでご返事いただければさらにお勉強させていただきます」って体育会系の営業マンはカモに喰らいついたハイエナのごとく即決を迫る。

 いや買う気がないわけじゃないけど、その前に試乗車に乗せてほしいのよ。「皆さん、試乗されずに購入されますが、満足されているようです」とか「もっとも安全性を優先するメーカーが作ったSUVなのですから、他社に比べて悪いわけがありません」って営業マン。なぜか試乗車がないことを答えようとしない。

 何を聞いても最後は「ボルボは世界でもっとも安全性を優先するメーカーですから」と導かれる。以前にランドローバーのディーラーに行ったとき、そこの営業マンが二言目には「英国王室ご用達のクルマですから、間違いありません」ってのたまっていたことを思い出した。

 ちなみに乗り付けた98年式メルセデス・ベンツML320AMGの18インチとカーナビ付で下取り155万円とのこと。先週査定してもらった買い取り専門店のほうがいい。

 営業マンと雑談しててわかったけど、このボルボディーラーの本体はスバルの販社なのね。駐車場とかにやたらレガシィが停まっているから、お客はレガシィのオーナーが多くて、ボルボに乗換えるのにあこがれているかと思っちゃったよ。ちなみにボルボディーラーだけじゃなくってポルシェやサーブの正規ディーラーもやってるみたいね。