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[ホームネットワーク] アイ・オー・データ機器のAVLP2/Gを試す

 アイ・オー・データ機器のAVLP2/Gというネットワークメディアプレイヤーが我が家にやってきた。AVLP2/GはもともとMediaWiz互換のメディアプレイヤーだが、ファームを最新にすることとで後継機種のAVLP2/G-2と同等になり、MediaWiz互換に加えてDLNA対応のネットワークメディアプレイヤーとなる。

 我が家にはネットワークメディアプレイヤーとしてソニーのルームリンクVGP-MR100やPCNA-MR1がある。本来どちらもVAIO Media対応のネットワークメディアプレイヤーだが、VAIO Mediaがバージョン4.1になってDLNA互換になった際に、VGP-MR100もDLNA対応になった。残念ながらPCNA-MR1の方はDLNAに対応していないが、とりあえず動画コンテンツのリストアップと再生といった最低限の機能だけなら、VAIO Media以外のDLNA対応メディアサーバーとも接続可能だ。そんなPCNA-MR1の代替となることを期待しての購入だった。

 結論から先に言えば、AVLP2/Gには我が家の場合、大きなデメリットとちょっとしたメリットがあった。

 大きなデメリットとは、現時点でVAIO Type X(VGX-X90P)のX3 Serverのコンテンツにアクセスできないこと。同じVAIO Type XでもVAIO Media Serverのコンテンツにはなんの問題もなくアクセスできる。X3 Serverのコンテンツにアクセスできないことは僕にとっては致命的だ。VAIO Type XのX3 ServerはDLNA対応製品で、デジオンのDiXiM Media ClientでもVAIO Type XのX3 Serverに接続できることを考えると、この問題はAVLP2/G側にあると考えられる。

 もう1つの小さなデメリットは、AVLP2/Gからメディアサーバーの一覧を表示すると1台のLinkStation HSが必ず2つリストアップされること。これはLinkStation HSではMediaWiz互換のメディアサーバーとDLNA準拠のメディアサーバーの両方が同時に動作しており、AVLP2/GがMediaWiz互換のメディアサーバーとDLNA準拠のメディアサーバーの両方にアクセス可能なために起こると考えられる。

 小さなメリットとは、小さなデメリットと同じ原因で起こっている。LinkStation HSにUSB接続のTVキャプチャユニットPC-MV7DX/U2が接続されて「Link de 録!!」が設定されていれば、AVLP2/GからLinkStation HSのMediaWiz互換のメディアサーバー側にアクセスすると録画予約や各種設定といった機能を使うことができること。

 ちなみにLinkStation HSのメディアサーバー機能はMediaWiz互換やDLNA準拠を個別にオン・オフできない。同時にオンか同時にオフだ。LANDISK AVはメディアサーバー機能を使う場合、MediaWiz互換かDLNA準拠かの背反選択となる。

 とりあえずアイ・オー・データ機器のサポートにVAIO Type XのX3 Serverに接続できない問題を解決する気があるのかどうかを確認し、ないならヤフオクで処分か?