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FSR-07をLinuxボックスとして使う・その3

 まずマザボにつながっているケーブルを外し、次にケースからマザボを取り外し、さらにサブボードをマザボから引っこ抜く。コストダウンのためか、マザボとサブボードは長さが3cmくらいある2x20くらいのジャンパピンで接続されていた。ちょっとでも曲げたら、2度とリカバリーが聞かない予感。

 いったんマザーボードをケースに組み付け、ケーブル類を元通りに接続する。さらに空いていたほうのジャンパピンにIDEケーブルを接続し、その先にCD-ROMドライブを接続する。もともと接続されていたIDEケーブルの先の先にはあまっていた80GBのHDDを接続、電源の分岐ケーブルを使ってHDDとCD-ROMドライブに電源を供給する。もちろんVGA/キーボードケーブルも忘れずにマザボに接続、それぞれ液晶モニターと余っていたキーボードを接続する。最後にACアダプタを接続し、ACコンセントにACケーブルを差し込む。これで準備は整った。

 液晶モニターの電源を入れ、さらにFSR-07の電源を入れる。モニター上にOSが見つからない旨を示すPCでは見慣れたワーニングが表示される。CD-ROMドライブにシステム用のCD-ROMを入れ、CTRL+ALT+DELで再起動する。懐かしさも感じるテキストベースのLinuxのインストール画面が表示された。適当にキーボードからエンターキーをたたいて10数分後にはインストールが完了した。

 その後、サブボードの取り付けには多少なりとも苦労したものの、それさえクリアすれば、簡単に元に戻った。ただ、2度とサブボードは取り外したくないので、インストール直後にHDDをこれDO台を使ってデスクトップVAIOに接続、Acronis TrueImage 7.0でディスクイメージをアックアップしておいた。これでシステムのリカバリーもHDDの取り外しだけでできる。もちろん、次にFSR-07を追加購入したときも、このイメージがあればバラスことなくインストールすることができるだろう。

 当初、マニュアルが不親切とか吼えていたくせに、いざ終わってみると、「まぁ、こんなモンかな。組み立てキットだし」なんて思う。ちなみにタイトルが「Linuxボックス化」だけに、標準のシステムはそのままディスクイメージにしてVineLinux 3.0を最終的にはインストールしてある(その後、apt-getで3.1にバージョンアップ)。なんに使うかは、これから考えよう。

 あと、使い道が決まったらご褒美に144ピンのSO-DIMM(PC100)を買ってやろう。ただ、512Mとか256Mとか使えるかどうか不安なので128M程度だけど。