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デジオン、DLNA対応のハードディスク/DVDレコーダーを発売

 デジオンDLNA対応のメディアサーバー/クライアント機能を持ったハードディスク/DVDレコーダー「DiXiM DMR-1000」を発表した。ホームネットワークのリファレンス機という位置づけで、主にメーカーの開発者や企画担当者向けへの販売を想定している。笠原一輝のユビキタス情報局(インプレス)で紹介され、製品化が待ち望まれていた。

DiXiM DMR-1000は、ハードディスクを別途購入して取り付けて使用するキット製品です。価格は、92,400円(税込)を予定しており、メーカーの開発者からの評価に加え、個人ユーザーの評価も集める目的で、888台限定で一般消費者向けにも販売を行います。(販売方法などについては改めてお知らせします) DiXiM DMR-1000は、録り溜めたTV番組などのデジタルコンテンツを、ホームネットワーク上の他のプレーヤー機器で見ることができるメディアサーバー機能と、パソコンなど他の機器にあるデジタルコンテンツを見ることができるメディアプレーヤー機能の、両方の機能を併せ持ったレコーダーです。 現在、多くのハードメーカーが採用しているデジオンのマルチメディア・ホームネットワーク・ソリューション「DiXiM」の技術を利用しており、ホームネットワークでデジタルコンテンツを楽しむための標準規格である「DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドライン」対応も予定しています。 ホームネットワークで利用できるハードディスク/DVDレコーダーはこれまでにもありましたが、メディアサーバー機能に限られていたり、独自規格で対応するだけでした。DiXiM DMR-1000は、メディアサーバー機能とメディアプレーヤー機能も併せ持ち、かつ、DLNAガイドライン対応(予定)として初のレコーダーです(弊社調べ)。

 HDD別売りで92,400円とは強気な値段設定、せめて地上波チューナーが2系統なら最強のHDDレコーダーなのに。またせっかくの複合製品なのにほかのメディアサーバーのコンテンツをDVDに焼く機能もないようだ。

 DVDレコの機能がいらないなら、バッファローのLinkStation(HS-DGL)とPC-MV7DX/U2、加えてアイ・オー・データ機器のAVLP2/DVDLJ-2で似たような構成になる。LinkStation(HS-DGL)が250GBモデルならしめて約8万円、400GBモデルなら10万円ってところ。対してDiXiM DMR-1000だと250GBのHDDを組み合わせて10万強、500GBのHDDなら約13万円となる。分岐点として価格差2〜3万にDVDレコ機能+一体(それとも省スペース)型の価値を見出せるかどうかだね。僕の場合、なんだかんだと言いながら買っちゃうのは目に見えてるけど。